以前,書いた ThinkPad T420s のジャンク入手してみた と ThinkPad T420s のジャンク入手してみた(その2) の続き.
eBay などで注文していた修理用の部品がそろったので分解・修理してみました.
行ったのは CPU ファンの交換と液晶ヒンジの交換ね.
たまにはと思って写真を何枚か撮ってみたので載せておきます.詳細な分解方法は Lenovo の保守マニュアルを見てくださいね.あくまでこんな感じって写真だけですので.
液晶をばらした後の左右のヒンジ部分.並べているのは購入した新しいヒンジです.
取り出したマザーボードと交換前の CPU ファンの写真です.
CPU ファンを取り外した状態の CPU と GPU の状態と新しく購入したファンです.グリスがついているのが CPU で右側のグリスがついていないのが GPU ですね.ThinkPad T420s には GPU が載っていないモデルもあります.その場合,ファン形状が違うので注意してください.
んーっと,CPU ファンがくせ者で,本体底面のメモリスロットの横についているためにほとんど全バラしないと交換できない構造になっています.のでちょっと作業は面倒でした.
とはいっても1時間半ほどで分解・交換は終了.
交換を終えて電源を入れたところ,ファンの音もほとんどしない状態になり,液晶ヒンジのぐらぐらもなくなりました.分解作業の手間はあるけど,CPU ファン 2,000円,液晶ヒンジ 1,300円で快適になるのは ThinkPad ならではですね.
と,これだけだと何なのでちょっと別の話題を.
分解・交換作業に使った7つ道具じゃなくて,4つ道具はこんな感じ.
iSesamo のオープナーは元々 iPod を分解するために調達したのですが,使っていくうちにこの手の作業をするときには必須道具になってしまいました.今回も液晶ヒンジを交換するために液晶の周りのベゼルを外していますが,これが爪で止まっています.こういった爪を外すのにこのオープナーは非常に便利です.キーボードの取り外しもこれで行っていますね.あとは同じ ThinkPad X240 ですが,底面や液晶ベゼルなども爪で止まっているので,これらを外すときも便利.というか,逆にこれがないとちょっと爪を折ってしまいそうかもって思ってしまいます.
あとは普通の竹串とピンセット,ドライバーですね.
竹串はコネクターの抜き差しや,フリップロック式のコネクターを止めているプラスチック部品 (正確にはなんて言うのかな?説明しにくい...) などを開けたり閉じたりするのに必須ですね.ピンセットでも出来ますが,コネクターや端子に傷をつけてしまう恐れがあるので,私は基本的に竹串です.電源を切り忘れてコネクターの抜き差しを行ったときにピンセットを使うとショートしてしまう恐れもありますが,竹串だと電気も通さないのでショートの危険性は全然減りますし.
あ,竹串は普通に,たこ焼きとか焼き鳥に使うやつですね.はい.
写真には細いドライバーしか写っていませんが,あとは必要に応じて大きさの違うドライバーやレンチ,トルクスなど必要なものを使う感じです.ドライバーは磁石式のものの方が圧倒的に便利ですね.ねじを隙間に落とす恐れも減りますからね.もしくはぴったりした大きさのものを使えば磁石がなくてもねじがドライバーの先から外れることは減るかと思います.
ということで,簡単な工具の紹介もしてみました.
以上,参考まで.

